和菓子・ギフト/贈り物のコラム - 京菓子處 鼓月<きょうがしどころ こげつ>
内祝いのマナー|鼓月の和菓子コラム第四回「内祝いのマナー 結婚祝い用のお菓子ギフトを選ぶ・送る際の注意点」
【内祝いのマナー】結婚祝い用のお菓子ギフトを選ぶ・送る際の注意点
お祝いをいただいた際、そのお返しの贈り物のことを「内祝い」といいます。内祝いにもマナーがあるのをご存じでしょうか。内祝いを送る際のマナーとお菓子を送る場合に気を付けておきたい点についてご案内いたしますので、ぜひ参考にしてください。
結婚祝いなどの内祝いのマナー
結婚式を挙げた際や、入籍した際に結婚祝いをいただいたら、内祝いをお送りするのがよいでしょう。「内祝い」はもともと、入籍や出産など、お祝いする際に喜びをお裾分けするという意味で、親しい友人や家族に贈り物をする文化として広まりました。現在ではお祝いをもらった際のお返しという意味が、一般的になっています。
ただし内祝いにも、お渡しする際に気をつけておきたいマナーがあります。結婚やお祝いのお返しをする場合は、下記の2点にご注意ください。
- お返しを送るまでの期間
- 内祝い用ののし
それぞれ具体的にご説明いたします。
お返しを送るまでの期間
お返しを送るまでの期間は、お祝いをいただいてから1ヵ月以内が目安です。出産や入籍などご自身の忙しい時期でもあるため、余裕を持って準備を進められると安心です。
また、結婚式をあげた際に贈る引き出物は、あくまで式に参列してくれた方へのお土産であり、お祝いのお返しではありませんが、現在では一般的に引き出物をお渡しする際は、改めてお返しを送らなくても問題ないとされています。
内祝い用ののし
「のし」の選び方にも注意が必要です。「のし掛け紙」はお祝いのシーンだけではなく、季節のご挨拶やお供えなどさまざまな用途に用いられます。特に「水引」には種類が多く適切なものを選ばなければ失礼に当たる場合があります。
のし紙の基本的な構成は下記のようになっています。
- 表書き
「内祝」といったお送りする目的の内容を記載します。
- のし
のしは右上にある飾りの部分です。一般的な贈答や慶事の際に用いられ、弔事には使われません。
- 水引
かけ紙の飾り紐をデザインしたものです。蝶結びや結び切りのタイプがあります。何度次があっても、おめでたいお祝いの場合は「蝶結び」が用いられます。一方で「結婚内祝」など何度も重なるのが好ましくない場合には「結び切り」を用います。「結婚内祝」の場合は、水引は10本結び切りを使うのが一般的です。また慶事と弔事とで水引の色の組み合わせも異なります。お祝い事には、紅白や金銀の組み合わせが使われ、葬儀や法事の場合には、白黒や銀色、黄白などが使われます。
鼓月の水引はどの慶事にも使えるものとなっていますので、様々な用途でご活用ください。
- 名書き
贈り主の名前を記します。
「内祝い」は慶事のため、紅白(赤白)ののしを用います。表書きには用途に合わせて、「出産内祝」「結婚内祝」などと記します。水引は、慶事の場合多くで蝶結びのタイプを用いますが、結婚祝いや結婚内祝いなどの場合には、結び切りを用いますので、間違わないようにしましょう。
のしについては、各贈り物についてのページにも記載しておりますのでよかったらご一読ください。
お礼・お祝いについて
ご法要・弔事について
内祝いにはお菓子がおすすめ
内祝いを選ぶポイントとして、形に残るものは避けたほうが良いとされています。相手の趣味や好みに合わせて選ぶのが難しいうえに、置き場所や処分に困らせてしまうためです。
その点でみても、お菓子は好みがわかれにくく万人受けする贈り物として重宝されます。
お菓子を送る際に注意したいポイント
お菓子を送る際は下記3点にご注意ください。
- 内容量は送り先の人数に合わせる
- 大きい品物は郵送する
- 手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
それぞれ具体的に解説します。
内容量は送り先の人数に合わせる
お菓子の内容量は、送り先の人数に合わせましょう。お菓子の内容量が少ないとお相手方で分けづらい場合もあれば、逆に多すぎると食べきれない場合もあるためです。
お菓子を送る際は相手の家族構成を把握して、人数に合った内容量のお菓子をお送りするのが良いでしょう。
大きい品物は郵送する
内容量が多い、大きい品物の場合は、直接お渡しすると持ち帰りが不便でお相手を困らせてしまうため、郵送でお相手のところにお送りするのが一般的です。
ただし、人によっては住所を知られることを嫌がる場合もあるため、そのような間柄の場合は初めから手頃なサイズの品物をお渡しするのが良いでしょう。
手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
内祝いを直接手渡しする場合には、常温保存のきくお菓子を選ぶと良いでしょう。相手方に安心して持ち帰っていただけ、自宅でそのまま常温で保存ができます。
まとめ
この記事では、結婚内祝いなどの内祝いマナーや、贈り物の内容についてご説明いたしました。
内祝いを送る際は、以下のポイントを抑えると良いでしょう。
- お返しを送るまでの期間
- 内祝い用ののし
お返しは、お祝いをいただいてから1か月以内にお送りするのが一般的です。
内祝い用の「のし掛け紙」はお祝いに合わせた内容のものを使用するようにしましょう。
贈り物の選び方の注意点として、形に残るようなものだと相手の好みに合わない場合、処分に困らせてしまいます。そのためお菓子のような好みの分かれにくい消えものをお送りするのが喜ばれるためおすすめです。
お菓子を送る際は、下記のポイントに注意してください。
- 内容量は送り先の人数に合わせる
- 大きい品物は郵送する
- 手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
基本的には、相手を気遣う気持ちが大切です。内祝いを選ぶ際、内容量は相手の家族構成に合わせて、適切な量を選びましょう。お渡しして召し上がっていただくまでの日数を考慮して賞味期限にも配慮できると安心です。また、包装が大きい場合は手渡しではなく、郵送するようにしましょう。大きいサイズの場合、手渡しだと荷物になってしまい持ち帰るのが大変になってしまいます。お菓子を直接お渡しする場合は、常温保存ができるものをお渡しするのが安心です。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。