和菓子・ギフト/贈り物のコラム - 京菓子處 鼓月<きょうがしどころ こげつ>
特別な記念品やノベルティの選び方について解説
特別な記念品やノベルティの選び方について解説
はじめに
会社の創立記念やイベントの周年祭など、特別な記念品をご用意してお配りする場合、どのようなものを選んでよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
お取引先との良好な関係を築きたいときや従業員への報償など、様々なシーンで記念品・ノベルティは利用されています。では、皆様に喜ばれる記念品はどのようなものでしょう。
このコラムでは記念品、ノベルティを選ぶポイントやおすすめの商品などご案内しています。ぜひ素敵な記念品選びの参考にしてください。
記念品にお菓子を選ぶメリット
このような記念品やノベルティをイメージする際、きっと常時使える日用品や筆記用具を思い浮かべる方も多いでしょう。実際そのようなアイテムにプリントしたりデザインを入れて贈ったりということもよくあると思いますが、お渡しする皆様にうけが良いものを選ぶのは難航しがちではないでしょうか。特に日用品などは人それぞれ好みが分かれるのでどれにするべきか迷われることも多いのではないでしょうか。
その点お菓子なら、好みが分かれにくく多くの方に喜ばれるでしょう。会社であれば休憩時間に従業員同士がコミュニケーションを取りながら食べたりできます。また、自宅に持ち帰って家族と一緒に楽しむことができるところもおすすめです。
オリジナルデザイン・ロゴが喜ばれる理由
記念品やノベルティを用意する際、オリジナルデザインやロゴを入れたものにした方が良い理由を考えてみましょう。
- 社員や関係者への労いや報償
- お取引先に喜んでいただく
- お渡しした方の記憶に残りやすい
会社員や組織のメンバーに向けては、日頃の感謝やねぎらいの言葉をデザインすることでより奮起を促すでしょうし、お取引先に対しては、周年や長年の感謝を贈ることでさらなる未来への発展を想起させられるでしょう。
何よりオリジナルの、唯一無二のデザインを作ることで忘れられない思い出作りができることも、デザイン入れの記念品のメリットとなるでしょう。
費用について
費用について、記念品に限らずギフトなどに関しては、従業員や身内には1,000円~3,000円程度、お取引先には3,000円~5,000円ほどが妥当とよく言われますが、あくまで目安で、想定している予算感に応じて考慮するのが良いでしょう。
オリジナルプレミアム千寿せんべい
鼓月では記念品に相応しい、お客様がご用意されたデザインをお菓子にプリントすることが可能なオリジナルのお菓子をご用意しております。
- オリジナルのロゴやマーク
- 「〇周年」「ありがとう」などの文字入れ
- お好きな写真
- etc…
鼓月の千寿せんべいは、入数を細かく3枚入~ご用意しているため、お配りする相手、予算に合わせてご注文いただける点も人気のポイントです。
ただし、オリジナル千寿せんべいはご注文からおよそ1ヵ月用意する時間をいただいているため、記念日などに間に合うようにご注意ください。
まとめ
最後に、このコラムでお伝えしたいことをまとめます。
- 記念品、ノベルティには好みの分かれにくいお菓子が好適
- オリジナルデザインやロゴが入ったものは思いがより伝わりやすく、印象に残る
- 費用の相場はあくまで目安のため、予算感に合わせて選ぶ
鼓月のオリジナルプレミアム千寿せんべいで唯一無二のお菓子の記念品を企画してみてはいかがでしょうか。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
お取引先への挨拶に持参するお手土産についてのマナーやお菓子の選び方について解説
お取引先への挨拶に持参するお手土産についてのマナーやお菓子の選び方について解説
はじめに
これからお世話になるお取引先や、すでにお世話になっているお取引先、ご自分の会社でお世話になった部署などに持参するなど、ビジネスシーンにおいてお手土産を用意する機会はたくさんあると思います。
そのような仕事上の手土産で失敗したくはありませんね。さらに相手に好印象を持ってもらうためにはどのようなお手土産で何を選ぶか、こちらに書かれていることを参考にしていただければ幸いです。
手土産を選ぶ時のポイント
お仕事場への手土産となると、年齢性別色んな方がいらっしゃいます。その中で好みが分かれにくいお菓子は、手土産として最適でしょう。さらに切り分ける必要があるものより、個包装されていてすぐに分けられるものが良いでしょう。
お持ちした日にお休みの方やすぐに手を付けられない方もいらっしゃるでしょうから、常温で比較的日持ちのするお菓子が良いでしょう。
手土産の相場やマナーについて
まずは個数について、規模にもよりますが、お相手の会社の方全員に食べていただくことは難しいので、せめて関係の部署の方だけでも人数を把握し、それに合わせて準備しましょう。
予算については、一般的に3,000円~5,000円が相場と言われています。ただし人数によって変わるので、あくまで目安としてとらえておくと良いでしょう。
高すぎても相手が恐縮してしまう可能性があるため、相場を抑えつつ適切な値段を見極めましょう。
渡す際のマナーについて
手土産を持参する際、紙袋などに入れて持って行くケースが多いですが、渡す時には一度袋から出して、箱のデザインが相手から見て正面になるように渡すようにしましょう。
ただし、渡す場所が屋外である場合や相手が持ち帰る必要がある場合は袋がないと持ち帰る際に不便な思いをさせてしまうので、「袋のまま失礼いたします」など一言声をかけると相手への配慮が感じられます。
また、昨今では謙遜のし過ぎも良くないとされています。「つまらない物ですが」ではなく「お口に合えば幸いです」などとお伝えして渡しましょう。
鼓月のお菓子がオススメな理由
- 職人が手掛ける上質な和菓子
- 個包装
- 常温保存可能
職人が手掛ける上質な和菓子
鼓月の人気No1銘菓と言えば千寿せんべい。1960年代初頭に作られ、当時では珍しいヴァッフェルのお菓子、それが鼓月の元祖・千寿せんべいです。京菓子の伝統と洋菓子のエッセンスを取り入れ今に至るまで受け継がれている鼓月のロングセラーです。千寿せんべいをはじめ、鼓月の和菓子は京菓子職人の手と目によって唯一無二の格別な美味しさをおとどけしております。
素材や配合、くちどけ、食感など様々な角度で吟味された本格和菓子は、もらった先方の幸せなひと時を生み出します。
また、鼓月のお菓子は日持ちが長いものも多く、その点でも贈り物として最適です。鼓月のお菓子で喜ばれるお手土産を選んでみてください。
個包装
鼓月のお菓子はほとんどが個包装されており、多数の方へお配りするのに最適です。先にものべているように、ここに配りやすく、配った後にそれぞれのタイミングで食べることができる個包装のお菓子が好まれます。
常温保存可能
鼓月のお菓子は常温保存可能なものが多く、先方にお渡しした後に、冷蔵庫などに入れて保管する必要がないため、どのようなシーンでもお使いいただけます。
お手土産にオススメの鼓月のお菓子
- プレミアム千寿せんべい
- 姫千寿せんべい
- 華
- 花洛
- 摘み果シリーズ

プレミアム千寿せんべいは鼓月一番人気の銘菓であり、6枚入りから60枚入りまで豊富な入数でご用意しております。こだわりぬいた食材や製法によって軽やかで溶けるような口ほどけを実現しました。老若男女、国内外問わず皆様にお楽しみいただけます。

「姫千寿せんべい」は千寿せんべいのおいしさをそのままに小さくかわいらしい一口サイズとなっております。女性やお子様も召し上がっていただきやすいので、女性社員の方が多い企業様にご持参する際にもおすすめです。

京菓子づくりの技に洋菓子の素材や製法を取り入れ、昭和36年当時京菓子の世界に衝撃をあたえた黄身餡の焼きまんじゅう。 創業以来長きにわたり、皆様にご愛顧いただいている鼓月の代表銘菓です。

レモン風味のパウンド生地にこし餡を包んだホイル焼きのお菓子です。 香り高く上品な、和と洋の調和をお楽しみください。和洋折衷だからこそ、緑茶や紅茶など様々なお飲物と一緒にお楽しみいただけます。

季節の果物を、小ぶりの焼き饅頭にしました。果肉たっぷりの特製あん使用し、果物の風味とジューシーさがたっぷり詰まっています。林檎、檸檬、葡萄、バナナ、白桃などがリリースされています。
まとめ
最後に、このコラムでお伝えしたいことをまとめます。
- ご挨拶のお手土産にはお菓子が好適
- 相場は3,000円~5,000円、ただし相手の人数によって変動
- 長年培われた本物の美味しさに加え、個包装で分けやすく、常温保存可能な鼓月のお菓子がご挨拶にはおすすめ
幅広い入数、価格帯の和菓子をご用意しております。ぜひご挨拶、ご商談の際にご利用ください。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
七夕餅|鼓月の和菓子コラム第十回「-七夕餅- 七夕の由来と現代のかたち」
「-七夕餅- 七夕の由来と現代のかたち」
鼓月では毎年、7月初旬に「七夕餅」という竿菓子をご用意しています。
道明寺餅のみぞれ羹に大納言小豆と金箔をあしらい、「天の川」に見立てた、夏の夜空に思いを馳せる七夕のお菓子です。
日本で古くより親しまれている伝統行事「七夕」ですが、そもそも「七夕」がどのようにして生まれたのかご存知でしょうか。
今回は七夕の起源や、由来、七夕の物語についてご紹介します!
七夕の起源
日本には6月30日に「水無月」を食べて家族の無病息災を願う、「夏越の大祓」があります。その一週間後に「七日盆」という年中行事があり、同じく7月7日に行われる彦星と織姫の物語を起源とした中国由来の星の願掛け行事と結びついて、日本の「たなばた(七夕)」は生まれました。
中国の星の願掛け行事(乞巧奠)とは
もともと、中国での星の願掛け行事(乞巧奠)は、7月7日の夜に2つの星が天の川を渡って出会うという伝説から生まれたものです。
それが、日本で今も馴染みのある織姫と彦星の物語です。
空の神様が自分の娘である、働き者で機織りに長けていた織姫(織女星 こと座ベガ)と、働き者の牽牛(牽牛星 わし座アルタイル)という牛飼いを結婚させることにしました。次第に仲むつまじすぎる二人は、自身の仕事をおろそかにするようになってしまいました。
怒った空の神様は、二人を天の川の両岸に引き離し、年に一度しか会うことを許さなかったとされています。
その一年に一度会える日が7月7日の「七夕」なのです。
どうして「七夕」と呼ぶようになったのか
中国では、天の川の伝説から、機織りが達者であった織姫にあやかり、機織りなど針仕事の上達を願って捧げものや乙女が川で禊をするのが行事の内容だったようです。
一方、日本では7月7日の夜に、水辺に作った機織り機で衣を織り、神様をお迎えして禊の儀式を行っており、その儀式を「棚機津女」という女性が行っていたため、「7日の夕方=七夕」を「たなばた」と呼ぶようになったようです。
風物詩「笹飾り」
「ささの葉さらさら」の歌いだしでおなじみの「たなばたさま」の歌が、日本では有名ですが、歌詞の言う、「ささの葉」は七夕の笹飾りとして夏になるといろいろなところで目にするものの、七夕の笹飾りがどのようにして生まれたのか、ご存知でしょうか。
実は短冊などを笹に飾る風習は日本独自の文化で、6月末の夏越の大祓に設置される茅の輪(茅という植物で編んだ直径数メートルの輪)の両脇の笹竹にちなんで江戸時代から始まったものだそうです。
笹に吊るす短冊は、古くは和歌を書いて学問や書道などの上達を願っていましたが、現在では、個々人の願い事を短冊に書くのが一般的です。今の七夕は老若男女問わず、さまざまな人が楽しめるので夢があって親しみ深い行事となっているようです。
七夕には何を食べる?
七夕の行事食といえば、素麺やちらし寿司が一般的でしょうか。 短冊の笹竹を連想させる料理(竹を使った流しそうめんや、竹や笹の器や、たけのこ料理など)なども季節感があって良いですね。
もっとも暑い時期のイベントですから、涼やかな見た目のものが好まれます。
鼓月の「七夕餅」もみぞれ羹の涼しげな見た目が、夏の暑さを和らげてくれるようで大変おすすめです。
七夕におすすめのお菓子
今回は夏の風物詩、七夕の由来と鼓月の七夕餅についてご紹介いたしました。
鼓月の「七夕餅」は、例年毎年、7月上旬の七夕期間限定のこの時期にしかお目にかかれない特別な和菓子です。
もっちりとしていながらも口どけなめらかな瑞々しいみぞれ羹には小豆を使用しました。暑気払いと邪気を払うといわれる小豆はこの時期にぜひ食べておきたい食品のひとつです。
涼やかな見た目はもちろん、さらっとした軽い口当たりなので暑い時期にも美味しくいただけます。

道明寺餅のつぶつぶとした食感のみぞれ羹に大納言小豆をちらして「満天の星空」を、金箔で「天の川」を表しました。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
祇園祭|鼓月の和菓子コラム第九回「-祇園祭- 京都で受け継がれる伝統と文化」
「-祇園祭- 京都で受け継がれる伝統と文化」
本来の形を取り戻す「祇園祭」
日本三大祭りの一つ「祇園祭」。
昨年は一部制限がありながらも祇園祭が行われ、鉾巡行は3年ぶりとあって、人出も多く、地元の保存会の意気込みを感じられました。
炎天下にも関わらず京の街には多くの人々が訪れ、少しずつ祇園祭の風景が戻ってきたことに感慨深くこみ上げるものがありました。
今年(2023年)は制限を設けず、観光客の山鉾搭乗や会所への立ち入りが可能になるなど、本来の形で開催される祇園祭への期待が膨らみます。
祇園祭といえば7月17日だと思われる方も多いかもしれませんが、祇園祭の祭事は7月1日の吉符入りからスタートして7月31日の疫神社「夏越祭」まで1か月続きます。
7月になると、京の街のいたるところから耳に心地よくコンチキチンと祇園囃子の音が聴こえてきます。
聞こえてくる鉦・締め太鼓・笛の音色につられて顔を上げると、伸びるような山や鉾と京の街並みとのコントラストが鮮やかに目に飛び込んできます。
山や鉾建てが始まってから、最も盛り上がる7月17日の「山鉾巡行」にかけて、多くの人々が「動く美術館」とも称される豪華絢爛に連なる山鉾の壮観な眺めを一目見ようと訪れる。今年は4年ぶりに制限なしで開催されるとあって、昨年以上の盛り上がりを見せるのは間違いありません。
祇園祭は何のお祭り?
“祇園祭り”はそもそも、なんのお祭りなのかご存じでしょうか。
多くの災いを払う神様として信仰されている、素戔嗚尊を祀る八坂神社の祭礼として行われ、疫病退散を願って山鉾巡行が執り行われます。
祇園祭の名物のひとつ「粽」
粽と聞くと、食べ物の粽を連想する方が多いかと思いますが、
通常、祇園祭で授けられる“厄除け粽”は食べ物ではなく、中まで笹のみで巻かれている厄病・災難除けのお守りです。
京都では、民家の玄関の上に飾られているのをよく見かけます。
この“厄除け粽”の謂れは旅人に身を窶した、スサノヲノミコトが蘇民将来という村人に一夜の宿をもてなしてもらったお礼に「お前の末代まで護ってやるから目印に腰に巻くようにと「茅の輪」を渡したことが始まりとされています。茅の輪とは「茅」という植物を束ねたもので、 それを腰に「巻」いて災難除けとしたことと、日本ではもともと粽は笹ではなく、茅の葉で巻いていたことから「茅(ち)巻」=「粽」と呼ばれるようになり、現在のような束状の粽が厄除けのお守りとして作られるようになったそうです。
長刀鉾の生稚児
祭りにおいて神の使いの役割の意味を持つ、お稚児さん。
現在唯一、人形ではなく生稚児を乗せて巡行するのは長刀鉾のみです。
京都の伝統を受け継ぐ家から毎年、お稚児さんが選ばれます。
お稚児さんは祇園祭の見どころのひとつ、「しめ縄切り」や「稚児舞」といった大役も担います。
昔の伝統を今に受け継ぐ祇園祭の大切な役割は、京菓子の古き良き伝統を守るため新たなチャレンジを試み続ける「伝統と革新」という鼓月の理念とも重なり、これからも京の祇園祭という伝統文化を守る一助となるように努めて参ります。
鼓月からは1981年に弊社 現社長(幼少期)と2019年に子息の親子二代で稚児を務めました。
まとめ
今回は京の地の伝統である祇園祭と粽の由来についてご紹介いたしました。
祇園囃子で街が賑やかになる頃には京都の和菓子屋からこぞって祇園祭に因んだ様々なお菓子が登場します。
鼓月からも祇園祭に因んだお菓子を展開しているので祇園祭の記念や京都土産に手を取ってみてはいかがでしょうか。
↓

祇園祭の山鉾巡行で登場する稚児が、鉾の中央で稚児舞を披露します。
その舞に因んだ祇園祭の期間限定銘菓。小倉餡をサンドし、八坂神社御神紋を施した玉子せんべいです。

“祗園祭”の賑わいをモチーフにしたデザインをプリントした、プレミアム千寿せんべい。
「山鉾」「厄除け粽」「お囃子」「八坂神社家紋」「駒形提灯」の5種類が描かれており、この時期ならではのお土産としてもおススメです。

祇園祭で授けられる“厄除け粽”は中まで笹のみで巻かれている厄病・災難除けのお守りで食べられない物であるが、鼓月では特別に三種の柔らかい外郎製(白・抹茶・小豆)の“食べられる粽”をご用意しました。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
お歳暮のマナー|鼓月の和菓子コラム第八回「お歳暮を贈る際に知っておくべきマナーと贈り物の選び方について解説」
お歳暮を贈る際に知っておくべきマナーと贈り物の選び方について解説
お歳暮に何を送ったらいいか迷っている方や、お歳暮を贈る際のマナーを知りたい方も多いのではないでしょうか。お世話になった方へご挨拶したいけれど、送る時期や喜ばれる贈り物など気になるポイントがたくさんあります。そこでこの記事では、お歳暮を贈る際のマナーやお歳暮の選び方などをご紹介いたします。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
そもそもお歳暮とは?
お歳暮とは、1年の締めくくりにお世話になった方へ、お礼と来年もご縁が続くようにと気持ちと合わせて贈り物を贈る風習です。お歳暮の起源は諸説あり、江戸時代に商人や店子が感謝の気持ちと合わせて贈り物を渡していたのが始まりとされていた説や、年末に先祖を供養する際にお供えしていたお供え物を、近所の方に配っていたともいわれています。
お中元との違いはなに?
お歳暮とお中元の違いは大きく分けて2つあります。1つ目は季節の違いです。お歳暮は歳の暮れと書くように年末の冬場に送るのに対して、お中元は6~8月中頃の夏場に送ります。季節が違うので贈り物も季節に合わせた物になる傾向にあります。
2つ目の違いは意味合いです。お歳暮は上述したとおり今年の感謝と来年のご縁の気持ちを伝える意味があります。対してお中元は、今年のあいさつと夏の暑さに対して暑中見舞いの意味が込められています。
いつ送ればいいの?
お歳暮を送る時期は12月初旬から20日前後にかけて送るのが一般的です。多少地域差はあるようですが、20日辺りに届くようにすればおおむね間違いはありません。もし気になるようであれば事前に送り先の地域の適正時期を調べてから送りましょう。
しかし、年末はバタバタしていて忙しくなる時期でもあります。うっかりお歳暮を贈り損ねてしまった場合は、御年賀や寒中御見舞として贈る方法があります。もし御年賀や寒中御見舞として贈る場合は、お歳暮が贈れなかったことをお詫びするのがマナーです。
お歳暮を贈る費用について
お歳暮の費用は、送り先の相手によって異なります。基本的には3,000〜5,000円の範囲が目安と言われています。親族や親しい間柄であれば3,000円程度、上司やお取引先相手には5,000円程度が妥当でしょう。特にお世話になった相手に対しては5,000円~10,000円程度の予算でお贈りすることもあります。
ただし、お歳暮は毎年贈るものなので無理はしないようにしてください。一度高価なものを送ってしまうと、相手から翌年に相応の物が贈られてくるケースが多いため、一般的な相場を目安にすると安心です。
失礼が無いお歳暮の送り方
お歳暮を贈る際には相手に気持ちよく受け取っていただくために、気をつけたい点があります。具体的なお歳暮のマナーは下記のとおりです。
- 一度贈ったら毎年贈る
- お歳暮が届いたら感謝状を書く
一度贈ったら毎年贈る
一度贈ったら毎年贈るようにしましょう。
お歳暮は一年の感謝と来年もよろしくお願いします、という気持ちを伝えるために贈るため、急にお歳暮を贈らないのは相手に心配をかけてしまうことから失礼にあたるとされています。どうしてもお歳暮を贈るのを辞めたい事情がある場合は急にではなく、手紙で「お気遣いなさいませんよう、お願い申し上げます。」と伝えましょう。
お歳暮をもらったら感謝状を書く
お歳暮をもらったら感謝状を書きましょう。特にビジネスシーンでは感謝状を書かないと失礼にあたるケースがあります。具体的な書き方は下記のとおりです。
- 頭語(拝啓・前略等、手紙の冒頭に書く挨拶の言葉)
- 時候のあいさつ
- お礼の言葉
- 相手を気遣う言葉
- 結語(敬具、敬白、拝具等、手紙の末尾に書く挨拶の言葉)
年末年始は忙しいとは思いますが、忘れないように気をつけましょう。
お歳暮の選び方とおすすめ
お歳暮の選び方は、下記のポイントに注意して選びましょう。
- 相手の人数に合わせる
- 送り先の家族構成や年齢に合わせる
- 季節感に合わせる
- おすすめはお菓子
相手の人数に合わせる
職場や仕事の取引先に贈る場合は小分けになっていて量が多い物を選ぶのがいいでしょう。個人に対して贈るのではないため、受け取る相手が複数人になるからです。小分けになっていないと相手方の全員にお渡しするのが難しくなるほか、その日にいない相手にお渡しできない可能性があります。
反対に、個人で一人暮らしの相手であれば、量に配慮して品物を選ぶといいでしょう。一人に対して大量の贈り物をしても食べきれず困らせてしまう可能性があります。そのため相手の人数に合わせて包装や量を考慮できるとよいでしょう。
送り先の家族構成や年齢に合わせる
送り先の家族構成や年齢などを把握している場合には合わせたものを贈るのがいいでしょう。子どもが多いご家庭であるなら甘いお菓子などが喜ばれる場合が多いほか、二世帯や三世帯で住まわれているのであれば幅広く喜ばれる物が好ましいでしょう。
季節感に合わせる
季節感に合わせた物を贈ると喜ばれる傾向があります。特に年末から年始にかけての時期は家族が集まりやすくホームパーティーや飲み会が多く行われる季節です。みんなで食べられる物であれば喜ばれます。
とくに季節に合わせたお菓子もおすすめです。クリスマスから年始にかけて、さまざまなお菓子が出るので選ぶ際にも選択肢が豊富にあります。
おすすめはお菓子
お歳暮に贈るものとしておすすめなのがお菓子です。お菓子であれば嫌いな方も少なく、どの年齢でも召し上がっていただけるでしょう。そのため相手の人数や家族構成がわからなくても気軽に贈れます。
まとめ
この記事ではお歳暮を贈る際に知っておきたい気をつけるポイントと、贈り物の選び方についてご紹介しました。
お歳暮とは、一年の感謝の気持ちと来年もよろしくお願いしますという感謝の気持ちでおこなう行事です。お中元とは渡す時期や込められた思いが異なります。お歳暮を贈る時期は、12月20日頃を目安に贈りましょう。お歳暮を贈る費用相場は3,000~5,000円です。送り先の相手に配慮して一般的な予算相場に合わせると安心です。
お歳暮を贈る際に気をつけるポイントは下記のとおりです。
- 一度贈ったら毎年贈る
- お歳暮が届いたら感謝状を書く
ご自身や会社の印象に影響してしまう可能性があるので、気をつけて守るようにしましょう。
お歳暮の選び方とおすすめの贈り物は下記のとおりです。
- 相手の人数に合わせる
- 送り先の家族構成や年齢に合わせる
- 季節感に合わせる
- おすすめはお菓子
1年の締めくくりである大切なご挨拶であるお歳暮には、気をつけたいことがたくさんあります。そのためお歳暮にはお菓子を贈るのが最適です。先方に配慮して贈り物を選ぶことができれば、きっとお喜びいただけることでしょう。
お菓子選びに困ったら、お菓子の専門店で購入いただくのがおすすめです。当店では、オリジナリティあふれる鼓月の銘菓をお求めいただけます。
鼓月のお歳暮におすすめの商品はこちらです。
- 「プレミアム千寿せんべい」
プレミアム千寿せんべいは鼓月一番人気の銘菓であり、6枚入りから60枚入りまで豊富な入数でご用意しております。こだわりぬいた食材や製法によって軽やかで溶けるような口ほどけを実現しました。小さなお子様からご年配の方まで、皆様にお楽しみいただけます。
- 「姫千寿せんべい」
「姫千寿せんべい」は千寿せんべいのおいしさをそのままに小さくかわいらしい一口サイズとなっております。女性やお子様も召し上がっていただきやすいのでおすすめです。
- 「詰め合わせギフト」
鼓月の定番人気である商品を詰め合わせたセットです。菊の花のかたちをした黄味案の焼饅頭「華」や、餡が別になった合わせ最中の「万葉の葉」、季節を感じていただける和菓子などを詰め合わせたセットをご用意しております。
お中元・夏ギフトの特集ページもございますのでよかったらご観覧ください。
特集ページはこちら
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
菓子折りの渡し方|鼓月の和菓子コラム第七回「菓子折りを渡す意味や渡し方のマナーについて解説」
菓子折りを渡す意味や渡し方のマナーについて解説
菓子折りを渡す際の注意点や選び方など、馴染みがない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、菓子折りの意味や渡し方のマナー、菓子折りの選び方についてご紹介していきます。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
菓子折りとは
菓子折りとは、「折り箱」という贈答用の箱に入ったお菓子を指します。昔はお菓子が高級品であったため、折り箱や重箱に詰められていました。その名残が続いて、箱に入っているお菓子を菓子折りと呼ぶようになりました。そのため、バラ売りや袋に入っているタイプのお菓子は手土産用の菓子折りにはあまり適していません。
また菓子折りを贈るということは、日頃の感謝や今後も仲よくしていきたい気持ち、また謝罪の気持ちなどを形として表したものです。そのため気持ちの強さが菓子折りに現れると考えられています。
菓子折りの渡し方のマナー
菓子折りを渡す際に気を付けておきたい点は下記のとおりです。
- 菓子折りを袋に入れたまま渡さない
- 渡す際に謙虚になりすぎない
- 渡すタイミングに気を付ける
- のし掛け紙は目的に合わせてつける
- 菓子折りを受け取れない人もいる
菓子折りを袋に入れたまま渡さない
菓子折りを持参する場合は、紙袋などに入れて持って行くケースが多いでしょう。持って行くまでは問題ありませんが、渡すタイミングで一度袋から出して、箱のデザインが相手から見て正面になるように渡すようにしましょう。
ただし、渡す場所が屋外である場合や相手が持ち帰る必要がある場合は袋がないと持ち帰る際に不便な思いをさせてしまうので、「袋のまま失礼いたします」など一言声をかけると相手への配慮が感じられます。
渡す際に謙虚になりすぎない
昔は菓子折りを渡す際に、「つまらない物ですが」というのが定番でした。しかし現在では、「お口に合えば幸いです」など謙遜しすぎない文言がよいとされてます。実際につまらない物を渡していなくても、つまらない物を渡そうとしている姿勢が失礼になってしまうとされています。
また、何度もお辞儀をしている場合も注意が必要です。お辞儀をされたらお辞儀を返すのが礼儀となっているため、こちらが何度も頭を下げると相手にも何度も頭を下げさせてしまいます。お辞儀をする際は回数ではなく、深く心を込めて頭を下げましょう。
渡すタイミングに気を付ける
菓子折りを渡すタイミングは目的によって異なるため注意が必要です。お礼や挨拶、お祝いなどで渡す場合は挨拶のタイミングで渡してしまってかまいません。それらが目的で渡すのは感謝やお祝いなどポジティブな意味が込められているためです。
反対に、謝罪の際に菓子折りを持って行く際は、話が終わって帰り際に渡します。菓子折りを受け取る=謝罪を受け入れるという意味合いがあるため、謝罪の前に許しを請うていることになり順序が逆になってしまいます。また、菓子折りを受け取ってもらえない場合は無理に渡そうとせずに、日を改めて伺うのがいいでしょう。
のし掛け紙は目的に合わせてつける
のし掛け紙は手土産を持って行く目的に合わせてつけるようにします。お礼や挨拶程度なら、のし掛け紙の代わりに略式である短冊のしがいいでしょう。
結婚や出産などお祝い事の際は、紅白の蝶結びや結び切が最適です。反対に法事などに持って行く際は白黒や黄白の結び切を付けましょう。
謝罪に伺う際はのし掛け紙は不要です。のし掛け紙は祝い事や弔事の際に用いられるものであり、謝罪には関係がないからです。謝罪の際はのし掛け紙をつけずにパッケージもシンプルなデザインの菓子折りを選びましょう。
相手や目的に合わせた菓子折りの選び方
菓子折りを選ぶ際は相手や目的に合わせて選びましょう。親しい友人に渡すのであれば、好物や流行りのお菓子など比較的自由でかまわないでしょう。しかし会社や企業へ挨拶やお礼に行く際は、菓子折りもそれに合わせて選ぶ必要があります。
相手方が複数人いると予想できるため、取り分けやすいように個別に包装してあり、量が多いお菓子がよいでしょう。また伺うタイミングにご不在の方もいらっしゃる可能性があるため、ある程度賞味期限が長くて日持ちするお菓子がおすすめです。
謝罪に伺う際に持参する菓子折りは、(有名店や老舗ブランドの高級感がある)控えめで格式高いお菓子が最適です。パッケージが派手すぎるものは不遜な印象を与えてしまう可能性があるため避けたほうがいいでしょう。
価格についても選ぶ際に気を付けるべきポイントです。安価すぎると気持ちが伝わりにくく、かといって価格が高すぎると相手が恐縮してしまいます。
菓子折りの相場は、目的によって異なりますが、3,000円〜5,000円程度が一般的な目安です。比較的手頃な価格で用意できる品物を選ぶとよいでしょう。
また、お詫びの菓子折りの相場としては、3,000円~10,000円が多いです。ミスやトラブルの重大さに合わせて、相場を大きく外れない価格の菓子折りを選びましょう
まとめ
この記事では、菓子折りのマナーや選び方についてご紹介しました。
菓子折りとは、箱に入れられたお菓子の事を指していて、挨拶や感謝、謝罪などの気持ちを形に表すために渡すお菓子です。菓子折りを渡す際にはマナーがあるので、下記の5つに注意しましょう。
- 袋に入れたまま渡さない
- 渡す際に謙虚になりすぎない
- 渡すタイミングに気を付ける
- のし掛け紙は目的に合わせてつける
親しい間柄であれば問題ありませんが、ビジネスシーンでの挨拶や謝罪に伺う際に持参する場合は、相手からの印象を大きく左右されるため十分に注意しましょう。
また菓子折りの選び方は相手や目的に合わせて変えるようにしましょう。親しい間柄やちょっとした挨拶であれば、そこまでかしこまらなくてもよいかもしれません。ビジネスシーンでお渡しする際は内容量や賞味期限にも気をつけるようにしましょう。目上の方に渡す場合や謝罪する際に持参する場合は、高級感のあるお菓子を選ぶのをおすすめします。
価格も十分に気を付けて選びましょう。安価なものや高級すぎるものは避け、3,000円~10,000円程度のお品物をお贈りしましょう。
「京菓子處 鼓月」では、和菓子を多く取り扱っております。贈答用の菓子折りとしてぜひご検討ください。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
水無月|鼓月の和菓子コラム第六回「-水無月-京都に根づく季節の和菓子」
「-水無月-京都に根づく季節の和菓子」
京都の土地に根付く、三角形のお菓子をご存知でしょうか。6月を指す「水無月」の名がついた季節の和菓子。
京都の銘菓である水無月は、6月30日に各神社で行われる疫病除けの夏越の祓にちなみ、食べるお菓子です。
水無月は節分や土用の丑の日のように、決まった日に食べる習慣があります。しかしなぜ、この和菓子を6月の最後の日に食べるようになったのでしょう?
水無月の名がついた由来や、どんな風に食べるのか、ご紹介します!
「水無月」(みなづき)とは?
水無月は三角の形をした和菓子です。土台にはモチモチとした食感の外郎や葛が使用され、表面には蜜漬けの小豆を施しております。
京都では6月も半ば頃になると、多くの和菓子屋さんで水無月が並び、京都人の季節を感じる風物詩のひとつにもなっています。
水無月の由来
古くから日本で水無月といえば、6月のことを指します。旧暦6月は田んぼに水を引く月であることが由来と言われています。
平安時代では、旧暦の6月1日に氷を食べることで、夏バテを予防するという風習とともに、水無月の文化は形成されていきました。
6月1日に氷を食べて無病息災を祈願するのは、元々室町時代の宮中で行われていた行事でした。この行事を行い暑気払いをしていたのですが、当時の庶民の方々は高級品である氷を入手することはできませんでした。その代わりとして、氷に似たお菓子を食べることによって、夏バテ予防をすることになったのです。それが和菓子水無月の始まりでした。
三角の形は氷のかけらや氷の角を表現しており、小豆は邪気払いや悪魔祓いという意味が込められています。本物の氷が手に入らない庶民の知恵で、水無月を食べることにより暑い夏を乗り切ると言った由来があったのですね。
京都人の水無月へのこだわりは相当なもので、それは梅雨から夏にかけての蒸し暑い京都の気候や、土地に根づく氷室の氷への憧れなどの背景があるからかもしれませんね。
なぜ6月30日に食べるの?
水無月は毎年6月30日に食べる習慣があります。この日には古くから「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われていました。その行事の一環として水無月は食べられるようになりました。
夏越の祓(なごしのはらえ)とは
「夏越の祓え」は、半年間の穢れを落とす意味があり、一年のちょうど真ん中にあたる6月30日に行う行事。蒸し暑くなる7月を前に厄払いをし、無病息災を祈願する意味でも6月30日に水無月を食べるようになったそうです。
邪気を夏越の祓できれいに取り除き、後半の半年間を無事に健康に過ごすことができるよう祈祷する大きな茅の輪をくぐる神事、夏越の祓は、京都の一般家庭ではなじみのある行事です。
なぜ三角形?
水無月が三角形の理由は上記の通り氷を表しているから、とされています。現在の製氷皿などで作る氷は四角いはものがほとんどですが、昔は氷といえば大きな氷の塊を刀で削りだされたものでした。そういった氷の角を三角形で表しており、見た目にも透明感のある「外郎(ういろう)」や「葛(くず)」を使っているのが水無月の特徴になります。
天面にひしめく小豆
小豆の赤色には悪霊払いや厄除けの力があるとされます。
蒸し上げた外郎生地の上に、少量の生地と合わせた小豆を蜜漬けした大納言小豆を菓子表面に敷きつめ、さらに蒸し上げます。菓子屋によっては小豆の替わりに、うぐいす豆を敷きつめた水無月もつくられます。
美味しい召し上がり方
水無月は冷蔵庫で長い時間冷やすと固くなってしまうので、なるべく常温下での保存がおすすめです。生地が固くなってしまった場合は1分ほど蒸し直すと出来立てのようなモチモチ食感が楽しめるのでおすすめですよ。
まとめ
今回は京の地域に根付く季節の和菓子、水無月についてご紹介いたしました。
今は京都名物にもありつつある水無月ですが、あっさり食べやすく甘いものが苦手な方にもおすすめのお菓子なので今年の夏はぜひ、食してみてくださいね。
京菓子處鼓月では店舗及び公式オンラインショップで水無月をお取り扱いしています。
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外郎(ういろう)生地の上に蜜漬けした小豆を乗せたお菓子です。小麦粉主体の外郎で、米粉外郎より、腰・歯切れ共に良く仕上げました。
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お中元のマナー|鼓月の和菓子コラム第五回「お中元を贈る際に知っておきたいマナーやお菓子の選び方について解説」
お中元を贈る際に知っておきたいマナーやお菓子の選び方について解説
お中元に何を送ったらいいか迷っている方や、お相手に失礼がないようにマナーを知りたい方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、お中元のマナーと商品の選び方についてご案内します。ぜひ参考にしてください。
お中元の意味について
お中元とは、お世話になった方に感謝の気持ちと、健康を願って贈り物をする夏のあいさつです。元々は中国から伝わった風習といわれています。中国では7月15日が中元とされていて、神様に供物を捧げる風習がありました。日本に伝わった際に、お盆の文化と一緒になってご先祖様を供養する日と、お世話になった人へ贈り物をする日としての文化が根づきました。
お歳暮との違い
お歳暮とは、1年の締めくくりとして、感謝の気持ちを伝えるために贈り物をする習慣を指します。お中元との一番の違いは、贈り物をする時期といえます。また意味合いも異なり、お中元は「今年のご挨拶」の意味合いが強く、お歳暮は「今年1年の感謝の気持ちと来年もよろしくお願いいたしますという」意味があります。
お中元を贈る時期
お中元を贈る時期は地域によって若干異なります。具体的には下記のとおりです。
地域 | 時期 |
---|---|
北海道 | 7/15~8/15 |
東北 | 7/1~7/15 |
関東 | 7/1~7/15 |
東海 | 7/15~8/15 |
北陸 | 7/15頃 |
関西 | 7/15~8/15 |
近畿 | 7/15~8/15 |
中国 | 7/15~8/15 |
九州 | 8/1~8/15 |
最近では6月下旬から7月15日ごろまでに贈ることが一般的になってきていますが、基本的には、贈る側の時期ではなく、送り先の時期に合わせるのがいいでしょう。また、贈るタイミングを逃してしまい遅れてしまった場合は、「残中御見舞」や「残暑御見舞」として贈りましょう。
お中元を送る際のマナーについて
お中元を贈る際にはマナーがあります。具体的には下記の3つに気をつけましょう。
- 事前に送り状を出す
- お中元で贈らない方が良いものを避ける
- 適切なのし掛け紙を選ぶ
事前に送り状を出す
目上の方や仕事関係の相手には事前に送り状を出すことがよいとされています。送り状はハガキや手紙で送るのが最適と言われておりますが、近年ではメールで送るケースや親族、親し間柄では省略されることも多いようです。送り状の書き方は、下記の通りに書くのが一般的とされています。
- 拝啓
- 時候の挨拶
- 日頃の感謝の気持ち
- 贈り物の詳細
- 結びの言葉
- 敬具
- 日付
特にビジネスシーンでは、送り状を送らなかったり送り状にミスがあったりすると、会社全体のイメージに影響してしまう可能性があるため十分に注意と確認を行うようにしましょう。
お中元で贈らない方が良い物を避ける
お中元では送らないほうがいいものがあります。刃物は縁を切るという意味があるほか、履物は相手を踏みつぶす、肌着や金券は相手に施しをするという意味合いになってしまいます。深い意味がなくても相手に勘違いをさせてしまう可能性があるため、よほどの理由がない限り避けたほうがいいでしょう。
適切なのし掛け紙を選ぶ
贈り物には適切なのし掛け紙を添えておきましょう。のし掛け紙は上段に「御中元」と記載し、下段に名前や会社名を記載します。水引の熨斗であれば、お中元など季節の贈り物を含めて、お祝い事などどのようなシーンでも使用できます。
お中元用のお菓子の選び方
お中元用にお菓子を選ぶ際は、下記のポイントに注意して選びましょう。
- 職場や取引先に贈るなら個包装されているお菓子を選ぶ
- 内容量を考える
- 清涼感のあるお菓子がおすすめ
職場や取引先に贈るなら個包装されているお菓子を選ぶ
職場や取引先に贈るのであれば個包装されているお菓子がおすすめです。職場や取引先へ贈る場合は、特定した個人ではなく不特定多数の相手に受け取ってもらうため、個包装されているお菓子であれば分け合って食べられます。
また、贈り物が届いた日に休んでいる方もいるでしょう。個包装のお菓子であれば、休んでいる方が次に出勤するまで保管しておけます。その場で食べなくても持ち帰ることができるのもメリットです。
内容量を考える
お菓子の内容量も考えて選びましょう。一人暮らしをしている相手に大量のお菓子を送っても、食べきれない可能性があります。また反対に、大家族で暮らしている相手に少量しか入っていないお菓子を贈ると、家族のみんなに行き渡らずに、物足りない思いをさせてしまいます。
清涼感のあるお菓子がおすすめ
水羊羹やゼリーなどの清涼感のあるお菓子がおすすめです。日本の夏は湿度も高く蒸し暑くなる地域が多いです。そのため、少しでも涼を感じてもらおうという心遣いが伝わります。ただし、アイスなど氷菓子を贈る場合は、相手が不在の場合溶けてしまう可能性もあるため、前述したように事前に送り状を贈る、在宅の日を伺うなどするとよいでしょう。
価格相場はいくらくらい?
お中元の相場価格は、贈る相手によって多少異なりますが、基本的には3,000〜5,000円の範囲が目安と言われています。親族や親しい間柄であれば3000円程度、上司やお取引先相手には5000円程度が妥当でしょう。
価格相場より低すぎると、相手に失礼になってしまいますし、反対に高すぎると相手に気を使わせてしまいます。お中元は毎年贈るものですから、無理をしない範囲で適切な贈り物をしましょう。
まとめ
この記事では、お中元を贈る際に知っておきたいマナーやお菓子の選び方についてご紹介しました。
お中元とは、夏のご挨拶の意味を込めて贈り物をする風習で、1年の感謝を意味して送るお歳暮とは意味合いがやや異なります。お中元を送る時期は地域によって異なりますが、東日本では6月下旬~7月中旬、西日本では7月中旬~8月中旬ごろに送るのが一般的です。
また、お中元を送る際には気を付けなければならないマナーがあり、具体的には下記のとおりです。
- 事前に送り状を出す
- お中元で贈らない方がいいものを避ける
- 適切なのし紙を選ぶ
特にビジネスシーンでは、会社全体のイメージを悪くする可能性があるため、十分に気をつけて送りましょう。
お中元用のお菓子を選ぶ際は、下記のポイントに注意しましょう。
- 職場や取引先に贈るなら個包装されているお菓子を選ぶ
- 内容量を考える
- 清涼感のあるお菓子がおすすめ
価格相場は基本的には3,000~5,000円の範囲ないでお送りしましょう。
お中元は1年に1度、大切な方へお世話になっている感謝の気持ちを込めて、相手の健康を願ってお送りする大切なご挨拶です。注意点やマナーをいくつかご紹介しましたが、やはりお中元にはお菓子をお送りすると喜んでいただけるためおすすめです。
当店ではお中元に相応しい商品も多く取り扱っておりますのでいくつかご紹介いたします。
- 「プレミアム千寿せんべい」
プレミアム千寿せんべいは鼓月一番人気の銘菓であり、6枚入りから60枚入りまで豊富な入数でご用意しております。こだわりぬいた食材や製法によって軽やかで溶けるような口ほどけを実現しました。小さなお子様からご年配の方まで、皆様にお楽しみいただけます。
- 「姫千寿せんべい」
「姫千寿せんべい」は千寿せんべいのおいしさをそのままに小さくかわいらしい一口サイズとなっております。女性やお子様も召し上がっていただきやすいのでおすすめです。
- 「涼菓子・あんみつ/くずたま/水羊羹」
ひんやり冷して美味しくいただける夏限定のお菓子です。暑い夏にもすっきり爽やかにお召し上がりいただけますので、お中元の贈り物としていかがでしょうか。
- 「詰め合わせギフト」
定番人気の商品を詰め合わせたセットや、季節を感じていただける和菓子の詰め合わせなど、豊富な種類をご用意しております。
お中元・夏ギフトの特集ページもございますのでよかったらご観覧ください。
特集ページはこちら
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
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内祝いのマナー|鼓月の和菓子コラム第四回「内祝いのマナー 結婚祝い用のお菓子ギフトを選ぶ・送る際の注意点」
【内祝いのマナー】結婚祝い用のお菓子ギフトを選ぶ・送る際の注意点
お祝いをいただいた際、そのお返しの贈り物のことを「内祝い」といいます。内祝いにもマナーがあるのをご存じでしょうか。内祝いを送る際のマナーとお菓子を送る場合に気を付けておきたい点についてご案内いたしますので、ぜひ参考にしてください。
結婚祝いなどの内祝いのマナー
結婚式を挙げた際や、入籍した際に結婚祝いをいただいたら、内祝いをお送りするのがよいでしょう。「内祝い」はもともと、入籍や出産など、お祝いする際に喜びをお裾分けするという意味で、親しい友人や家族に贈り物をする文化として広まりました。現在ではお祝いをもらった際のお返しという意味が、一般的になっています。
ただし内祝いにも、お渡しする際に気をつけておきたいマナーがあります。結婚やお祝いのお返しをする場合は、下記の2点にご注意ください。
- お返しを送るまでの期間
- 内祝い用ののし
それぞれ具体的にご説明いたします。
お返しを送るまでの期間
お返しを送るまでの期間は、お祝いをいただいてから1ヵ月以内が目安です。出産や入籍などご自身の忙しい時期でもあるため、余裕を持って準備を進められると安心です。
また、結婚式をあげた際に贈る引き出物は、あくまで式に参列してくれた方へのお土産であり、お祝いのお返しではありませんが、現在では一般的に引き出物をお渡しする際は、改めてお返しを送らなくても問題ないとされています。
内祝い用ののし
「のし」の選び方にも注意が必要です。「のし掛け紙」はお祝いのシーンだけではなく、季節のご挨拶やお供えなどさまざまな用途に用いられます。特に「水引」には種類が多く適切なものを選ばなければ失礼に当たる場合があります。
のし紙の基本的な構成は下記のようになっています。
- 表書き
「内祝」といったお送りする目的の内容を記載します。
- のし
のしは右上にある飾りの部分です。一般的な贈答や慶事の際に用いられ、弔事には使われません。
- 水引
かけ紙の飾り紐をデザインしたものです。蝶結びや結び切りのタイプがあります。何度次があっても、おめでたいお祝いの場合は「蝶結び」が用いられます。一方で「結婚内祝」など何度も重なるのが好ましくない場合には「結び切り」を用います。「結婚内祝」の場合は、水引は10本結び切りを使うのが一般的です。また慶事と弔事とで水引の色の組み合わせも異なります。お祝い事には、紅白や金銀の組み合わせが使われ、葬儀や法事の場合には、白黒や銀色、黄白などが使われます。
鼓月の水引はどの慶事にも使えるものとなっていますので、様々な用途でご活用ください。
- 名書き
贈り主の名前を記します。
「内祝い」は慶事のため、紅白(赤白)ののしを用います。表書きには用途に合わせて、「出産内祝」「結婚内祝」などと記します。水引は、慶事の場合多くで蝶結びのタイプを用いますが、結婚祝いや結婚内祝いなどの場合には、結び切りを用いますので、間違わないようにしましょう。
のしについては、各贈り物についてのページにも記載しておりますのでよかったらご一読ください。
お礼・お祝いについて
ご法要・弔事について
内祝いにはお菓子がおすすめ
内祝いを選ぶポイントとして、形に残るものは避けたほうが良いとされています。相手の趣味や好みに合わせて選ぶのが難しいうえに、置き場所や処分に困らせてしまうためです。
その点でみても、お菓子は好みがわかれにくく万人受けする贈り物として重宝されます。
お菓子を送る際に注意したいポイント
お菓子を送る際は下記3点にご注意ください。
- 内容量は送り先の人数に合わせる
- 大きい品物は郵送する
- 手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
それぞれ具体的に解説します。
内容量は送り先の人数に合わせる
お菓子の内容量は、送り先の人数に合わせましょう。お菓子の内容量が少ないとお相手方で分けづらい場合もあれば、逆に多すぎると食べきれない場合もあるためです。
お菓子を送る際は相手の家族構成を把握して、人数に合った内容量のお菓子をお送りするのが良いでしょう。
大きい品物は郵送する
内容量が多い、大きい品物の場合は、直接お渡しすると持ち帰りが不便でお相手を困らせてしまうため、郵送でお相手のところにお送りするのが一般的です。
ただし、人によっては住所を知られることを嫌がる場合もあるため、そのような間柄の場合は初めから手頃なサイズの品物をお渡しするのが良いでしょう。
手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
内祝いを直接手渡しする場合には、常温保存のきくお菓子を選ぶと良いでしょう。相手方に安心して持ち帰っていただけ、自宅でそのまま常温で保存ができます。
まとめ
この記事では、結婚内祝いなどの内祝いマナーや、贈り物の内容についてご説明いたしました。
内祝いを送る際は、以下のポイントを抑えると良いでしょう。
- お返しを送るまでの期間
- 内祝い用ののし
お返しは、お祝いをいただいてから1か月以内にお送りするのが一般的です。
内祝い用の「のし掛け紙」はお祝いに合わせた内容のものを使用するようにしましょう。
贈り物の選び方の注意点として、形に残るようなものだと相手の好みに合わない場合、処分に困らせてしまいます。そのためお菓子のような好みの分かれにくい消えものをお送りするのが喜ばれるためおすすめです。
お菓子を送る際は、下記のポイントに注意してください。
- 内容量は送り先の人数に合わせる
- 大きい品物は郵送する
- 手渡しの場合は常温保存できるお菓子がおすすめ
基本的には、相手を気遣う気持ちが大切です。内祝いを選ぶ際、内容量は相手の家族構成に合わせて、適切な量を選びましょう。お渡しして召し上がっていただくまでの日数を考慮して賞味期限にも配慮できると安心です。また、包装が大きい場合は手渡しではなく、郵送するようにしましょう。大きいサイズの場合、手渡しだと荷物になってしまい持ち帰るのが大変になってしまいます。お菓子を直接お渡しする場合は、常温保存ができるものをお渡しするのが安心です。
和菓子選びには京菓子處鼓月を
鼓月は千寿せんべいや饅頭をはじめ、ひとくち和菓子や最中、そのほか季節に合わせた商品も取り扱っております。弔事や法要などのお供え物のほかにも、お礼や日常使いといったさまざまなシーンに合わせて、豊富なお菓子や詰め合わせをお選びいただけます。
贈り物の際には、用途に合わせたのし紙を無料でご用意しております。オンラインショップで商品のご注文と、のし紙の選択まで行っていただけるのでご活用ください。またワンランク上の風呂敷を用いたラッピングも行っております。
鼓月の商品は、お渡しするマナーにも安心でき、相手方にもきっとお喜びいただけます。鼓月の商品をぜひご検討いただけますと幸いです。
お供えもののマナーやお菓子|鼓月の和菓子コラム第三回「仏壇にお供えする際のマナーやお供えするお菓子の選び方について解説」
仏壇にお供えする際のマナーや
お供えするお菓子の選び方について解説
仏壇のお供え物に何を持って行けばいいのかお困りの方も多いのではないでしょうか。また、お供え物の選び方や渡し方にも注意が必要です。この記事では、仏壇にお供えする際のマナーやお菓子の選び方などをわかりやすく解説します。ぜひ、参考にしてください。
- お供え物にお菓子が重宝される理由
- お供え物にお菓子を選ぶ際に気をつけたいこと
- お供え物として持参するお菓子の選び方
- お菓子を持参する際に気をつけるポイント
- お菓子を渡す際に気をつけるポイント
- お仏壇のお参りの作法
- 仏壇に供えるお菓子を送る場合
- まとめ
お供え物にお菓子が重宝される理由
まずお供え物の基本的な考え方についてご紹介いたします。お供え物の考え方に「五供(ごく)」があります。
「五供(ごく)」とは、お供え物は、花、香り、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食(おんじき)の5つからなるとされており、宗教や宗派によって異なりますが、一般的にはお仏壇に供える物とされています。
香りはお線香、灯燭(とうしょく)はロウソクを指していて、浄水はお供えする水やお茶を指します。最後の飲食(おんじき)は、お供えをする際の食べ物を指し一般的には「仏飯」と呼ばれます。
五供の中でお供え物として持参することが多いのが飲食です。一般的に、フルーツやお菓子が用いられます。ただし、フルーツの場合は傷みやすく、お供えできる期間が短くなってしまいます。一方お菓子であれば長期間お供えできるうえ、お供え後にご家族の方に食べていただけるため、重宝されやすいでしょう。
お供え物にお菓子を選ぶ際に気をつけたいこと
お供え物にお菓子を選ぶ際に、以下の点に気を付ける必要があります。
- 常温で保存できる物
- 賞味期限が長い物に
- 個包装されている物
それぞれ具体的に解説します。
常温で保存できる物にする
お菓子は常温保存できるものを選びましょう。常温で保存できないお菓子は、お供えしているあいだに風味が損なわれる可能性があります。もし、冷蔵や冷凍のお菓子をお供えしたい場合、すぐに冷蔵庫へしまっていただくようにご家族の方へ事前にお願いしましょう。
賞味期限が長いお菓子にする
賞味期限が長いお菓子がおすすめです。賞味期限の短いお菓子は時間が経つと風味が損なわれる可能性があります。また、法事などお供え物が多くなるタイミングもあります。賞味期限が長ければ余裕をもって召し上がっていただけます。
個包装されているお菓子にする
用意するお菓子は個包装されているものがおすすめです。個包装されているお菓子であれば、少量だけお供えすることもできますし、お供えが終わってみんなで食べる際も、分けやすいので喜ばれるでしょう。
お供え物として持参するお菓子の選び方
お供えに持って行くお菓子を選ぶ際は、下記に配慮すれば心配は少ないでしょう。
- アソートタイプのお菓子を選ぶ
- 包装紙やパッケージ
- どの年齢の方でも召し上がれるもの
- 故人が好きだったもの
それぞれ詳しく解説します。
アソートタイプのお菓子を選ぶ
アソートタイプとは、複数のお菓子が詰め合わせになっているタイプのお菓子です。アソートタイプを選ぶ理由は、複数の種類が詰め合わせになっていれば、相手の好みから大きく外れることが少ないからです。
また、アソートタイプは個包装されている場合が多く、その点からも喜ばれるでしょう。
包装紙やパッケージ
包装紙やパッケージはあまり華美過ぎないものを選びましょう。仏壇にお供えしても違和感のない落ち着いた色やデザインだと安心です。
どの年齢の方でも召し上がれるもの
お菓子は幅広い年代の方に喜ばれるでしょう。しかし、お菓子にも世代別の好みや食べられるものが違うので配慮が必要です。例えば、高齢のご家族がいる場合は、餅などの喉に詰まりやすいお菓子や、小さなお子様がいる場合は硬くて食べづらいお菓子は避けた方が良いでしょう。
相手の家族構成に合わせたお菓子を選ぶようにすると喜ばれますが、相手の家族構成がわからない場合は、食べやすく小分けになっているものがおすすめです。
故人が好きだったもの
故人が好きだったものをお供えするのもよいとされています。基本的には、故人を弔うためにお供えをするため、故人の好きな物や思い出のお菓子をお供えしても問題ありません。
お菓子を持参する際に気をつけるポイント
お菓子を持参する際は、下記のポイントにお気をつけください。
- のし掛け紙の種類
- 費用相場
それぞれ詳しく解説します。
のし掛け紙の種類
お菓子を包装してもらった後に、のし掛け紙を添えるのが一般的です。のし掛け紙にはさまざまな種類があり、用途に合わせたのし掛け紙を選ぶ必要があります。お供え物には基本的に、「結びきり」と言われる結び先が上を向いているのし掛け紙が適切です。
のし掛け紙は、「御供」とするのが、どの宗教にも使用できるため一般的とされています。ただし、地域によっては、四十九日より前の法要では「御霊前」、四十九日の法要からは「御仏前」と書く場合もあります。
費用相場
法事のお供えに持参する費用は、5,000〜10,000が相場です。安すぎる場合は相手に失礼になってしまい、反対に高すぎるとお返しの準備が大変になってしまいます。
また、お盆などの毎年行われる行事の場合は、費用相場も3,000〜5,000円と少し安めでもかまいません。ただし、故人との関係が深い場合や、ご遺族の方と親しい場合は、費用の相場を気にしないで純粋に喜んでもらえるものがよいでしょう。
お菓子を渡す際に気をつけるポイント
お菓子を渡す際に以下のポイントに気を付けましょう。
- お供え物は袋から出して渡す
- のし掛け紙が相手から見て正面になるように渡す
- 勝手にお供えしない
- 品物を辞退されたら素直に従う
それぞれ具体的に解説します。
お供え物は袋から出して渡す
お供え物は紙袋から出してお渡ししましょう。のし掛け紙を確認していただくためにも、紙袋から出してお渡ししましょう。また、紙袋のまま渡すと紙袋の処理も相手にさせてしまうため、手間をかけさせてしまいます。
のし掛け紙が相手から見て正面になるように渡す
お菓子を渡す際は、のし掛け紙が相手から見て正面になるように渡しましょう。向きが逆さだと失礼にあたるのはもちろん、名前の確認で間違いがおこる可能性もあります。ご遺族は故人を亡くしてつらい思いをしているため、小さな気遣いを心がけましょう。
勝手にお供えしない
お供え物は勝手にお供えしないようにしましょう。お供え物を供えるのは、ご遺族の役目です。特に、複数のお供え物がある場合は、位置や順番などを考えてお供えしている場合があるので、「お供えください」と一言添えてご家族にお渡ししましょう。
お供え物を辞退されたら素直に従う
法事の際に事前にお供え物を辞退される場合があります。辞退される理由として、参列者が多く大量に集まってしまうことが予想される場合や、ご遺族が大量に消費できないなどがあげられます。あくまでも故人やご遺族を最優先と考え、ご意向に沿うようにしましょう。
お仏壇のお参りの作法
お供え物の選び方ももちろん大切ですが、お参りの際の作法も大切です。遺族の失礼に当たらないように気をつけましょう。
-
仏壇の前に正座し一礼
まずは本尊に一礼します。
-
ろうそくや線香に火を灯す
ろうそくに火が灯っていなければ火をつけ、ろうそくの火をお線香に灯します。お線香の本数は宗教によって異なりますが、1本立てる形でよいでしょう。ろうそくや線香の火を消す際は、手で仰いで消すようにしましょう。
-
合掌して念仏を唱える
数珠があれば数珠を左手に持ち、宗派の念仏を唱えます。
-
改めて一礼して下がる
お参りが終わったら仏壇に向かって一礼します。正座のまま遺族のほうを向き、遺族へも一礼します。
宗派によって、線香の数や念仏は異なります。自身の宗派の作法に合わせてお参りすればマナー違反には当たりません。
仏壇に供えるお菓子を送る場合
どうしても法事などに参加できない事情がある場合、お供え物を郵送する場合もあります。その場合は、事前にお伝えすると良いでしょう。
届けるタイミング
ご自宅に届ける場合、法事などのお供えものであれば、法事の前日に届くようにしましょう。斎場やお寺などにお送りする場合は、法要当日の開始されるまでに届くように、時間を指定しましょう。
メッセージを添える
お供え物に送り状を添えられるとよいでしょう。お悔やみの気持ちや法要に出席できないことへのお詫びなどを添えたメッセージを綴ります。
まとめ
この記事では、仏壇にお供えする際のマナーやお供えするお菓子の選び方についてご紹介しました。
お供え物の基本の考えとして「五供(ごく)」があります。五供とは、花、香り、灯燭(とうしょく)、浄水、飲食(おんじき)の5つからなる基本のお供え物です。
持参するのに最も適しているのはお菓子です。お菓子であれば、ご遺族が事前に用意した物や他の参列者とお供え物が重複しません。ただし、お菓子を選ぶ際にもマナーがあるので気をつけましょう。具体的には下記のとおりです。
- 常温で保存できるものにする
- 賞味期限が長いものにする
- 個包装されているものにする
基本的には、ご遺族に配慮することが大切ですが、仏教的なマナーにも関わる場合もあるので気をつけましょう。もし、故人の好物などで、どうしてもお供えしたい場合は、事前にご遺族の方に確認をとりましょう。
お供えとして持参するお菓子の選び方のポイントは下記のとおりです。
- アソートタイプのお菓子を選ぶ
- 包装紙やパッケージ
- どの年齢でも食べられるもの
- 故人が好きだったもの
ご遺族や故人の事を考えて選ぶのがポイントです。
また、お菓子を持参する際に気をつけなければならないのが下記の2つです。
- のし掛け紙の種類
- 費用相場
のし掛け紙は、法事に合った適切なものを選びましょう。費用相場は、5,000〜10,000円が適切です。ただし、お盆などの毎年恒例の場合は、3,000〜5,000円が相場です。
また、お菓子を渡す際にもマナーがあります。具体的には下記のとおりです。
- お供え物は袋から出して渡す
- のし掛け紙が相手から見て正面になるように渡す
- 勝手にお供えしない
- 品物を辞退されたら素直に従う
参列者にも弔いたい気持ちが強い場合もあるでしょう。しかし、基本的にはご遺族の判断や気持ちに応えることが優先です。一番つらい思いをしているのはご遺族なので、こちらの意見を優先させるようなことはせず、小さなことでも心配りが大切です。
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